我々の意識の中には境界線が混在している。時や場所、モノやヒト、自然や環境などあらゆる情報に触れ、無意識に人はそれぞれの感覚でそれら物体や見えない領域との距離を測る。そこには確かな境界が存在する。本作品は、遮光するLCDの制御時に生じる電気ノイズを拡張して人が感じることのできる音に変換し、ランダムな数値の変化は点滅スピードと密度によって距離を生み出す。それは人が介在することによって派生する境界という領域を示す。また、どこか自然物質の生態的反応をも想起させる。その領域の間に生まれる空間として人が感じる境界線という希薄な部分を表層化した。作品から生み出される境界線をデジタルにおけるプリミティブな形で試みたインタラクティブメディアアート作品。
Nov. 30. 2018. - Dec. 1. 2018.
制作 城西国際大学 メディアデザインラボ(戸田・小波津研究室)
プレスリリースhttps://www.jiu.ac.jp/media/news/detail/id=3764
関連サイト http://www5.jiu.ac.jp/media/mdesignlab/index.html / https://kc-i.jp/activity/award/isca/2018/program/
受賞歴 ISCA2018 入選賞 (INTERNATIONAL STUDENTS CREATIVE AWARD)
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